Nov162019

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サイトスペシフィック・アート~民俗学者・宮本常一に学ぶ~ / SITE-SPECIFIC ART ―Learning from the Folklorist Tsuneichi Miyamoto

11月16日(土)より市原市湖畔美術館でオープンした『サイトスペシフィック・アート~民俗学者・宮本常一に学ぶ~』展の広報物などを担当しています。

展覧会は、民俗学者・宮本常一のまなざしや思想を踏まえ、土地の特色を活かした取り組みや、土地をリサーチした作品を発表するアーティストの活動(サイトスペシフィック・アート)に焦点をあてたものとなっています。

自分は民俗学憧れがある+ちょうど宮本常一が気になっていたので、お話をいただいた時に縁を感じました。

あと、展覧会紹介文にある「サイトスペシフィック・アートに触れることで我々が近代化を経て見失い、見えないまま過ごしてしまっている存在への深い共感を呼び、各自において、見えない大切なものを見る眼を育てるきっかけとなる」という部分も共感しました。

タイトルにあるサイトスペシフィック・アートとは、「特定の場所で、その特色を活かして制作された作品などのこと」。近年、「アーティストが特定の場所(土地)で作品を制作するだけでなく、日本全国にそれぞれの土地の特色を活かしたサイトスペシフィックな活動や施設が広まっている」とのことです。

自分は、デザインでサイトスペシフィックと言いますか、ある種この展示でしかできないプロジェクトスペシフィック(?)なビジュアルができないかと考えて制作しました。
宮本常一と各アーティストの邂逅による新しい宮本常一像を描けたのではないかと思って気に入っています。

展覧会は、2020年1月13日(月・祝)まで。
市原市湖畔美術館は名前の通り湖のほとりに建てられた気持ち良い場所なので、ドライブがてら息抜きも兼ねて行かれることをおすすめします。(もちろん公共の交通機関でもアクセス可能です)
あと、併設レストラン「PIZZERIA BOSSO」のピザが最高にうまいので行かれた方は是非とも食べてほしいです。展示+美味しいご飯+水辺でのんびり、いいコースだと思いますよ。